madame CHEN brand ■陳夫人的烏龍茶■
お問い合わせ
ホーム 陳夫人的紹介 お取り扱い商品 店舗情報
> ホーム / お茶の豆知識
発酵の度合いから7種類のお茶ができる
お茶には様々な種類がありますが、これらの違いは発酵の仕方等にあります。
お茶の葉には酸化酵素が含まれており、お茶の葉を揉むなどして細胞を破壊するとその内容物などにより酸化発酵します。
こうした発酵の度合いから大まかに、以下の様に分類する事ができます。
【大まかなお茶の分類】
緑茶: 茶葉 > 発酵を止める > 揉む > 乾燥させる
紅茶: 茶葉 > 干す > 揉む > 発酵 > 乾燥
白茶: 茶葉 > 日干し(或いは火にかけて乾かす)
黄茶: 茶葉 > 発酵を止める > 揉む > 茶葉を密閉する>乾燥
黒茶: 茶葉 > 発酵を止める>揉む>茶葉を積み上げる > 再び揉む > 乾燥
花茶: 毛茶と花を一層一層積み上げ、数時間して茶葉が花の香りを吸収したら、茶葉と花を引き離し、別々に焙煎した後、再び花を茶葉と一緒にすれば花茶となる。ジャスミン茶を例にとると、50キログラムの茶葉に対し、約15〜40キログラムのジャスミンの花を使用する。
烏龍茶
(青茶):
茶葉 > 日干し > 茶葉をかき混ぜる > 冷やす > 発酵を止める>揉む > 焙煎 > 袋詰めにして揉む > 再び焙煎する > 乾燥
お茶の製造作業風景
また、茶葉の発酵とは、採ったばかりの茶葉を日干しした後、室内に安置してかき混ぜ、水分を部分的に取り除く過程で、茶葉の細胞内にしみ込んだ成分と空気中の酸素が化学変化を起こす作用のことを言います。
発酵の度合いは茶葉に次のような効果をもたらします。
  1. 茶葉の色:発酵の度合いが強いほど、赤い色を帯びてきます。
  2. 茶葉の味:発酵の度合いが弱いほど、お茶の色は淡く、すがすがしい香りと味がします。

発酵の度合いが強いほど、お茶の色は濃く、こくのある味わいがします。 

【発酵度によるお茶の分類】
茶葉イメージ
発酵度
不発酵 0% 緑茶 龍井
煎茶
碧螺春
後発酵 10% 黄茶 君山銀針
部分発酵 10% 白茶 白毫銀針
12-15% 青茶 文山包種茶
20-30% 高山金萱茶
20-30% 高山烏龍茶
30-40% 老式凍頂烏龍茶
40% 鉄観音
60-70% 東方美人茶
全発酵 90% 紅茶 紅茶
後発酵 100% 黒茶 プーアール茶
 
 
【各発酵によるお茶の状態】
  • 不発酵
    全く発酵していないため、お茶は本来の色である青緑、或いは深緑色をしています。
  • 部分発酵
    台湾で製造されるお茶のほとんどはこの分類に属します。この種類のお茶は発酵の度合いのよって、作られるお茶の特色は様々です。
  • 全発酵
    極度に発酵させた茶葉で、赤い色をしています。
  • 後発酵
    特殊な製法により、茶葉が完成した後もなお発酵します。黄茶と黒茶はどちらもこの分類に属しますが、製造法や発酵の度合いに違いがあります。
ページ上部へ
お茶の成分と効能
心と体を癒すお茶の効能
お茶に含まれる成分には様々な効能があります。健康とくつろぎに役立つ代表的な効能を紹介します。
成分 含量 効能
サポニン 約0.1% 癌予防、炎症予防
カテキン及びその酸化縮合物 10-30% 抗酸化作用、抗突然変異、抗癌、コレステロールを低下、血液中の低密度の脂肪やタンパク質を下げる、血圧の上昇を抑える、血統の上昇を抑える、血小板の凝固を抑さえる、抗菌、抗食物アレルギー、腸内微生物の改善、消臭。
・重金属と結合し、溶解性のない化合物になるため、有毒物質の吸収を防ぐ。
・油や脂肪を取り除くため、ダイエット効果がある。
・コレステロールを低下させ、血圧を抑える効果がある。
・消臭効果があり、口臭を予防する。
カフェイン 2-4% 中枢神経の興奮、眠気覚まし、強心、利尿、息切れ防止、代謝の亢進。
・中枢神経を興奮させ、眠気覚ましの効果がある。
・小便の通じをよくする効果がある。
・冠状動脈を広げ、狭心症を予防する。
フッ素 90-350ppm 虫歯予防
カロチン 13-29mg% 酸化防止、抗癌、免疫力の増加。
・空気感染に対する人体の免疫力を増加する。
・粘膜の形成と維持を補助する。
セレン 1.0-1.8ppm 酸化防止、抗癌、心筋の障害を防止。
・ビタミンEと結合し、酸化予防剤となる。
・正常な発育と成長を促す。
フラボノール 0.6-0.7% 毛細血管の強化、酸化防止、血圧を下げる、消臭。
・毛細血管を強化し、硬化を防ぐ。そのため高血圧を予防する効果がある。
・酸化防止作用があり、ビタミンCの酸化を防ぐ。
・血液の凝固や血小板の凝固を防ぐ。
ビタミンC 150-250mg% 壊血病の予防、酸化防止、癌予防。
・壊血病の予防。
・組織内のコラーゲンの形成を補助し、内臓機能を強化する。
・亜硝酸アンモニアの発生を防ぎ、解毒と抗癌の作用がある。
ビタミンE 25-70mg% 酸化防止、癌予防、不妊症予防。
・体内の空腹感を満たし、脂肪酸およびその他ビタミンの酸化を防ぐ。
・人体の酸素に対する需要を減らすため、癌細胞に対して抑制作用を持つ。
亜鉛 30-75ppm 味覚異常の防止、皮膚炎の防止、免疫力低下の防止。
・酸化防止。
・正常な味覚と嗅覚を保つ。
・傷口の治癒を促進する。
・免疫力の増加。
マンガン 400-2000ppm 酸化防止、酵素の働きを補助する、免疫力の増加。体内の酵素を増やす能力を助ける。
ヘテロ多糖類 約0.6% 血糖の上昇を抑制する(糖尿病の予防)。
ページ上部へ
お茶の製造工程
  1. 日干し
    日光に当てることでお茶の水分を蒸発させて、細胞中の酵素及び酸化作用の進行を早めます。
     
  2. 室内干しをして、かき混ぜる
    両手で茶葉を下からかき混ぜることで、茶葉の水分を満遍なく蒸発させます。
    茶葉を引き続き部分的に発酵させると、独特の香りが生まれます。
     
  3. 発酵を止める
    高温で酵素の活性作用を破壊し、茶葉の発酵と生化学反応を止めることで、品質を安定させます。発酵を止めると水分が大量に流失するため、茶葉が軟らかくなり、形を整えやすくなります。
     
  4. 揉む
    圧力をかけて揉むことで、茶葉の組織を破壊し、茶汁を芽葉の表面に付着させます。よい部分のみを残し、製品の体積を減らすことで、出荷、運送、貯蔵しやすくします。
     
  5. 初乾燥
    乾燥機を使って水分を蒸発させることにより、茶葉に一層柔軟性と弾力性を持たせ、手にベタ付かないようにします。
     
  6. 締め揉み
    乾かした茶葉を集め、布袋でボール状に包んだものを乾燥させつつ、機械或いは手で揉みます。火加減を調整し、適度に袋を緩めてから、再び乾燥させながら徐々に結びをきつくすることで、独特の外観と風味を産み出します。
     
  7. 乾燥
    高温の熱風により乾燥させ、これ以上発酵が進まないようにし、茶葉の品質を保ちます。
     
  8. 枝の除去
    枝などの不要な部分は取り除き、よい部分のみを残します。
     
  9. 再び乾燥させ、焙煎する
    再び乾燥させることで水分を4%にまで減少させ、焙煎することにより凍頂烏龍茶特有の香りとまろやかさを出します。
     
  10. グレード分け、包装製品をグレード別に包装し、出荷します。
     
ページ上部へ